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HSPで転職を迷うなら|辞める前に今の職場で試せること

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「まだ転職するほどじゃない。でも、毎日なんとなく疲れている」。この記事は、そんなモヤモヤを抱えたまま働いている方に向けたものです。私は6回転職してきました。その経験を振り返ると、辞めるかどうかを決める前に、今の職場で消耗を減らすことを1つ試してみてほしいと考えています。

  • 転職するほどではないけれど、仕事でなんとなく疲れている
  • 辞めたいのか、自分が弱いだけなのか、判断がつかない
  • 転職以外に、今の職場でできることを知りたい

この記事でわかること

  • 今の自分がモヤモヤ期なのか、限界手前なのか
  • 周りに言わずに、一人で試せること
  • 苦手なことを伝える・異動や仕事量を相談する方法と、それでも消耗が減らないときの次の一歩

今の自分がどの状態に近いか、3つの層で確かめる

私自身の体験をふり返ると、職場でのしんどさは大きく3つの状態に分かれていました。もちろん個人差はありますが、表を見ながら「今の自分はどこに近いか」を考えてみてください。

層 状態 よくある心の声
A層:限界手前 心身ともに限界が近い状態 「朝が来るのが怖くて眠れない」「行きたくないから起きれない」「考えすぎて頭が破裂しそう」
B層:モヤモヤ期 漠然とした疲労感や違和感が続いている 「職場では常に気を張っていて神経がすり減る」「心を許せる人がいないまま日々が過ぎていく」「みんな普通に働けてるのに、うまくやれない自分が悪い気がする」
C層:予備軍 小さな違和感が出始めた初期段階 「会話がなんだか噛み合わずモヤモヤする」「ちょっとした音や視線に敏感に反応してしまう」「自分だけ周囲から浮いているような気がする」

モヤモヤ期は、仕事がこなせているぶん気づきにくい

私の場合、3つのうちB層のモヤモヤ期が、いちばん見逃しやすい状態でした。目に見える不調が少なく、仕事も一応こなせているため、「大したことはない」と自分でも思い込みやすいからです。

周りにも気づかれにくいので、「この程度で弱音を吐いちゃいけない」と自分に言い聞かせているうちに、A層まで進んでしまうこともあると思います。

私のまわりのHSP気質の人たちからも、次のような言葉を聞いてきました。

  • 「迷惑かけてるんじゃないかって、すぐ思ってしまう」(以前の職場で出会ったHSPの方の言葉)
  • 「相手が思っている以上に、顔色を気にしすぎてしまうんですよね」(HSPの知人との会話より)
  • 「集中してるとき、顔がこわばってるって言われるのが気になって…」(同僚との雑談で印象に残ったひとこと)
  • 「他人の話に興味なさそうって言われたのがショックだった」(気を配っていたつもりが逆に誤解されていた体験)
  • 「初対面の人との雑談が苦手で、話していいことか考えすぎてしまう」(仕事での人間関係が特にしんどく感じる瞬間)
  • 「社内全体に向けたメールや資料、何度も見直してしまって送信に時間がかかる」(読み手の反応を考えすぎてしまうという声)

どれも、仕事ができなくなるほどのことではありません。それでも、こうした場面が毎日重なると、少しずつ疲れがたまっていくと私は感じています。

今の自分がどこに近いかは、次のモヤモヤ期タイプ診断(5つの質問)でも確かめられます。

HSP モヤモヤ期診断チェック

モヤモヤ期タイプ診断

あなたは今どの段階にいる?

以下の5つの質問に、素直な気持ちでYES/NOをつけてみてください。
あなたの今の状態を客観的に見つめるきっかけになります。

0/5問完了
1
職場に行くだけで、どっと疲れる気がする
2
休みの日も、仕事のことが頭から離れない
3
何に疲れているのか、自分でもよく分からないことがある
4
他の人が気にしないことを、自分だけ気にしてしまう
5
最近、笑顔が減ったような気がする
🆘 A層:限界手前
「朝が来るのが怖い」「仕事のことを考えるだけで動悸がする」。そう感じているなら、それはあなたの心と体が発している本気のサインかもしれません。
まずはしっかり休むことを最優先に。眠れない・動悸がするといった状態が続くときは、一人で抱えずに医療機関に相談してください。厚生労働省「こころの耳」の「5分でできる職場のストレスセルフチェック」も使えます。
⚠️ B層:モヤモヤ期
「なんとなく毎日がしんどい」「でも説明できるほどじゃない」。そんな気持ちを抱えていませんか?
無理に我慢せず、「今、ちょっとしんどいかも」と自覚することが第一歩です。この”揺らいでいる時期”は、次の一歩に向けて必要な時間でもあります。
🌱 C層:予備軍
その「ちょっと合わないかも…」という感覚、すごく大切です。周りが平気そうでも、自分は違うと思えるのは、あなたの感受性が高い証拠ともいえます。
小さな違和感に気づけているのは大事な感性。見過ごさず、大切にしてください。

限界手前なら、試すより先に休む

診断でA層に近かった方や、朝が来るのが怖くて眠れない日が続いている方は、この記事の工夫を試すより先に、しっかり休むことを優先してください。休職や相談は勇気がいると思いますが、逃げではないと私は思います。

眠れない日が続く、動悸がするなど、体にも出ているときは、心療内科などの医療機関や、会社に産業医がいれば産業医に相談してみてください。厚生労働省の働く人のメンタルヘルス・ポータルサイト「こころの耳」には、「5分でできる職場のストレスセルフチェック」や相談窓口もあります。

一人で抱え込まず、こうした公的な窓口も頼ってみてください。仕事で疲れ果ててしまう理由と、疲れをためないために私が意識していることは、こちらの記事に書いています。

ここから先は、B層・C層に近かった方に向けた内容です。


私も「自分が弱いだけ」と思っていた

私も、自分の状態に気づけなかったころは、「自分の適応力が足りない、自分が弱い」と思い込んでいました。振り返ると、当時の考え方は次のとおりです。

  • 約4か月で辞めた職場では、「もっと頑張れたのに」と自分を責めていた
  • 約2年続けた職場では、心がすり減っていくのを見て見ぬふりしていた
  • 「環境が合わない」と考える余地もなく、自分の感じているつらさを否定していた

どちらの職場でも、根っこには同じ思い込みがありました。

「うまくいかないのは自分が悪い」

もちろん、私自身の適応力が足りなかった部分や、弱い部分もあったのかもしれません。ただ、今の職場が5年以上続いていることもあり、私の場合は、環境との相性が働きやすさに大きく影響すると、今は感じています。

とはいえ、すぐに職場を変えられるとは限りません。辞めた職場でも、私がやっていたことがあります。


今の職場で試せること①一人で気を抜ける時間をつくる

まずは、周りに言わずに一人でできることから試してみてください。私は、一人で気を抜ける時間をつくっていました。

昼休みを一人で過ごす

今の職場より前は、昼は基本的に一人でランチに出ていました。とくに、約4か月で辞めた保険代理店と、約2年続けた5人の保険代理店のときは、「絶対に一人になりたい」と思って外へ出ていた覚えがあります。

私にとっては、ランチを一人で食べに行くことが、静かに気持ちを整える時間になっていました。誰にも気をつかわなくていいので、何かを解決するというより、ただ気を抜けていたと思います。

人と一緒にいるだけで疲れてしまうなら、1日の中に、誰の目も気にしなくていい時間を1つつくるだけでも、少し気持ちが楽になるかもしれません。

まずは週に何日か、昼休みを一人で過ごす日をつくるところから始めてみてください。

何も考えずにいられるものを1つ持つ

今は、YouTubeで好きなジャンルの動画を見て、何も考えない時間をつくっています。以前は、ゲームをしている時間がそうでした。

仕事のことが頭から離れないときでも、好きな動画を見ている間は「今だけは何も考えなくていい」と思える時間になっています。自分が何も考えずにいられるものを1つ持っておくと、気を抜きやすいかもしれません。


今の職場で試せること②苦手なことを伝える

自分一人でできることで足りなければ、次は、苦手なことを職場に伝える方法です。私は今の職場で、「HSPだから」とは言わずに、人が多い場や目立つことが苦手だと、自分の好みとしてそのつど伝えてきました。

一方で、5人の代理店にいたころは、社長に苦手なことを言える関係ではありませんでした。苦手なことを言えるかどうかは、職場や相手との関係によって変わります。伝え方や、話す相手の決め方はこちらの記事にまとめました。

疲れの原因が、職場の人間関係や上司との関わりにあると感じる方は、こちらも参考にしてください。


異動や仕事量の相談で負担を減らす方法もある

苦手なことを伝えても負担が減らなければ、異動を願い出たり、仕事の量を上司に相談したりする方法もあります。5人の代理店にいたころ、私はこうした相談をしていません。そもそも5人の会社なので、異動できる部署もありませんでした。

人数の多い会社なら、部署や担当が変われば、毎日接する人や仕事の中身が変わることもあるでしょう。ただ、HSPの方にとっては、自分から相談を切り出すこと自体が負担になる場合もあると思います。無理に相談しなくても、「こういう方法もある」と知っておくだけで十分です。


試しても消耗が減らないなら、職場を選び直す

一人の時間をつくっても、苦手なことを伝えたり相談したりしても、毎日すり減っていくばかりなら、今の環境が自分に合っていないのかもしれません。

5人の代理店にいたころも、昼は一人で外へ出ていました。一方で、社長とほぼ二人で働くなかで心がすり減っていくのを見て見ぬふりしたまま、約2年でその職場を辞めています。

振り返ると、一人になりたいと思う強さも、職場によって違いました。

昼の過ごし方の変化(私の場合)。今の職場より前は、昼は基本的に一人でランチに出ていて、とくに約4か月で辞めた代理店と5人の代理店では、絶対に一人になりたいと思って外へ出ていた。今の職場では、一緒にランチに行くことが多い。理由は、リモートで会う機会が少ないことと、気心の知れた人がいること

今の職場では、一緒にランチに行くことが多くなりました。リモートで顔を合わせる機会が少ないことと、気心の知れた人がいることが大きいと思います。

「もしかしたら、環境が合っていないだけかもしれない」

自分だけを責めるのではなく、こんな視点を持ってみてほしいと思います。

どんな職場が合わなかったのかは、6回の転職を振り返って、次の記事にまとめました。

辞めたい気持ちのほうが大きくなってきたときは、辞めたい理由を3つに分けて考えた記事に、私の6回の退職を振り返ってまとめました。

転職の進め方の全体像はHSPの転職完全ガイドに、相談先の選び方は次の記事に書いています。


まとめ

まだ転職するほどじゃないと感じているなら、辞める・辞めないを決める前に、今の職場で消耗を減らすことを1つ試してみてください。

今の職場で試す順番。1 一人で気を抜ける時間をつくる、2 苦手なことを伝える、3 異動や仕事量を相談する、4 それでも消耗が減らなければ、職場を選び直す

まずは、周りに言わずに一人でできることから始めるのがいいと思います。

ただし、限界手前だと感じているなら、試すより先に休むことを優先してください。

今の職場で、まず試すことを1つ決めるきっかけになればうれしいです。

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