我が家は2019年ごろにウォータースタンドの「ネオ」を導入し、2023年9月に「アイコン」へ機種変更しました。通算で約7年、毎日使っています。

- ウォータースタンドを検討していて、デメリットを知ってから決めたい方
- 口コミのまとめではなく、長く使っている人の実感を知りたい方
- 「アイコン」と「ネオ」のどちらにするか迷っている方
満足はしていますが、7年使って残っている気になる点は、アイコンに変えてからのお湯の遅さだけです。
この記事のポイント
【いちばん気になる点】アイコンはお湯が出るまでが遅い。温水300mlに約60秒(ネオは約11秒)
【補足】フィルター交換は、思っていたほどの手間ではなかった。置き場所は水道の近くに限られるが、知っていれば困らない
【それでも続ける理由】水を買いに行かない・置かない・量を気にしない暮らしのほうが、我が家には大きかった
我が家が使ってきた2機種と、毎日の使い方
ウォータースタンドは、水道に直結して水道水をフィルターで浄水するタイプのウォーターサーバーです。我が家は次の2機種を使ってきました。


| ネオ | アイコン | |
|---|---|---|
| 使った期間 | 2019年ごろ〜2023年9月 | 2023年9月〜現在 |
| 月額(税込) | 3,850円 | 4,400円 |
| 電気代の目安(公式) | 約859円/月 | 約518円/月 |
| お湯の出し方 | タンクにお湯を貯めておく | 使うたびに温める(お湯のタンクなし) |
| フィルター交換 | 半年に1度スタッフが訪問 | 半年に1度郵送・自分で交換 |
| 本体サイズ(幅×奥行×高さ) | 260×505×500mm | 180×340×385mm |
電気代は、私が機種変更した2023年時点に公式サイトで確認した数字です。月額は2026年9月17日に確認しました(ネオ3,850円・アイコン4,400円。どちらも現行機種です)。申し込み前に、最新の料金を公式サイトで確かめてください。
使い道は、飲み水だけではありません。
- 【飲み水】冷水・常温水・お湯を、コップ1杯からそのまま
- 【料理】味噌汁の水、カップ麺のお湯
- 【お米】炊く水だけでなく、いちばん水を吸う研ぎ始めの水も
- 【コーヒーマシン】デロンギの給水タンクに入れる水
- 【ちょっとした用途】コップをゆすぐ水、カップを温めるお湯
もとが水道水なので、使う量を気にしなくてよいのが我が家の使い方の土台です。
導入したころは夫婦ふたりでしたが、いまは生後2か月の子どもと3人で、ミルク作りにも90℃のお湯を使うようになりました。
お湯を使う場面がこれだけあるので、お湯の遅さは毎日の中で目につきます。
【いちばん気になる点】アイコンは、お湯が出るまでが遅い
冷水と常温水は、出るまでの速さで困ったことはありません。アイコンに変えてからの3年、お湯の遅さだけが今も気になっています。
アイコンの温水は300mlに約60秒。ネオの約11秒の5倍以上
アイコンに変えて1か月時点で、温水が出るまでの時間を測りました(数回試した、おおよその時間です)。

| 量 | ネオ(93℃) | アイコン(90℃) |
|---|---|---|
| 120ml | 約4秒 | 約23秒 |
| 180ml | 約7秒 | 約37秒 |
| 300ml | 約11秒 | 約60秒 |
アイコンはボタンを押してから温め始めるので、表の時間に2〜3秒ほど足されることがほとんどです。温度を下げると少し早くなり、120mlなら70℃で約16秒、80℃で約20秒でした(300mlでは約40秒と約50秒)。
カップ1杯の約23秒なら待てますが、300mlで約60秒かかるので、鍋に何杯も入れるとネオの約11秒との差がはっきり出ます。
お湯が遅いのは、お湯を貯めておくタンクがないから
ネオはタンクにお湯を貯めておき、そこから注ぎます。アイコンは使うタイミングで水を温めながら出すので、お湯のタンクがありません。
お湯のタンクをなくして得たもの
お湯を温めたまま貯めておくタンクをなくしたことで、本体はかなり小さくなっています(冷水タンク1.0L・常温水と温水はタンクなし)。電気代の目安も、上の表のとおりネオより下がっています。
お湯の遅さは、本体の小ささと電気代の安さとセットになっている、と私は理解しています。

我が家では、鍋には温水と常温水を使い分けている
温水をそのまま鍋に入れることもあれば、常温水を入れて火にかけることもあります。温水のほうが便利ですが時間がかかるので、急ぐときは常温水を火にかける、という使い分けです。
- 【鍋に入れたいとき】急がなければ温水を待つ。急ぐときは常温水を火にかける
- 【カップ1杯のお湯】そのまま温水を待つ(90℃・120mlで約23秒なので、待てる範囲)

アイコンは、毎回種類と量をボタンで選ぶ手間もある
アイコンは使うたびに「冷水・常温水・温水」と「120ml・180ml・300ml・3分間」をボタンで選ぶ方式です。量が決まっているので、コップを置いたまま離れられます。
一方で、ネオはコップでレバーを押せば水が出る作りです。料理中に濡れた手のまま、さっとコップをゆすぐ水を入れるといった使い方は、ネオのほうがラクだったと今は感じています。
自分で好きな量を選べたら、さらに便利でしょう(アイコンの量は4段階です)。
鍋にどんどん使う方ほど、お湯の遅さが気になる
- 【気になりにくい】初めてウォーターサーバーを使う方。比べる相手がなければ「こんなもの」と思えるかもしれない
- 【気になりにくい】お湯はカップ1杯ずつ、という使い方の方
- 【気になりやすい】ネオのようなタンク式から切り替える方。私はこちら
- 【気になりやすい】鍋にお湯をどんどん使いたい方
アイコンに変えて1か月時点の使い勝手は、メリットと不便な点の両方を次の記事に書いています。
→ 参考:ウォータースタンド『アイコン』のメリット・デメリット|ネオから切り替えて感じた1ヶ月後レビュー
【補足】フィルター交換は自分でやるが、作業は3分ほどで終わった
アイコンはセルフメンテナンス方式で、半年ごとに郵送されるフィルターを自分で交換します。ネオのときはスタッフが半年に1度来て、20〜30分ほどで交換してくれていました。
交換用フィルターの代金は月額に含まれているので、別に払っているものはありません。
初めての交換は3ステップ・3分ほど

- 【手順1】上の蓋を開けて、古いフィルターを外す
- 【手順2】新しいフィルターを差し込む
- 【手順3】抽出ボタンを押して、新しいフィルターに水を通す(フラッシング)
手早く進めれば3分ほどで終わる作業で、最初に思っていたほどの手間ではありませんでした。
交換のときに用意しておくもの
フラッシングではそこそこの量の水が流れます。途中で止めることもできますが、大きめの水受け容器があるとラクです。蓋を開けるときにも水滴が落ちるので、カップなど受けるものがあると安心です。
12か月ごとの部品交換と、気づいたときの掃除もある
- 【12か月ごと】流路モジュールという部品の交換。作業は1分ほど
- 【気づいたとき】防塵フィルターの水洗い。半年でホコリがそこそこ溜まっていた
- 【気づいたとき】抽出口のコックリングを外して水洗い
私は、自分で交換する気軽さのほうを取った。安心感はネオのころのほうがあった
ネオのときは、口に入れる水をプロが定期的に目視してくれる安心感がありました。半面、訪問のたびに担当の方と予定を合わせて自宅で待つ、という手間もセットでした。
アイコンでは予定合わせが要らなくなった代わりに、水の状態を見るのも自分です。私は「ここまで簡単なら自分でやっても気にならない」と感じましたが、プロに任せたい方には訪問メンテナンスの機種のほうが合うかもしれません。方式は機種ごとに違います。
手順は写真つきで別の記事にまとめています。
→ 参考:たった3分!?ウォータースタンド『アイコン』初めてのフィルター交換レビュー
【補足】置き場所は水道の近くに限られ、設置には工事と立ち会いが要る
水道直結なので、置き場所は水道につなげる範囲に限られます。我が家は最初からキッチンまわりに置く前提だったので支障はありませんでしたが、キッチンのレイアウトが固まっているご家庭では、今ある物を動かす必要が出るかもしれません。
工事は1時間ほど。ホースは見える
- 【工事】担当の方が来て、水道につなぐ工事。我が家は1時間ほどで完了
- 【立ち会い】事前に日程を調整して、自宅で待つ
- 【見た目】水が通るホースがつながるので、気になる方は気になるかもしれない
- 【設置ラック】本体を載せる無料レンタルのラックを、我が家は今も使っている。上に電子レンジ、下の段はキッチンペーパーや洗剤の替え入れ
アイコンに変えて、置き場所の余裕は増えた
ネオは横向きでいっぱいいっぱいでしたが、アイコンは縦置きができ、横にも余裕ができました。本体の小ささは、お湯の遅さと引き換えに機種変更で得たいちばんのメリットです。
導入1年半のころに書いた4点への答えは、今も同じ
導入して1年半のころ、口コミで言われる気になる点について記事に書きました。そのうち設置以外の4点について、7年たった今も私の答えは変わっていません。
- 【備蓄水にならない】水道が止まれば使えない。我が家は災害用の水を別に用意している
- 【天然水ではない】水道水の浄水。フィルターはミネラルが残るタイプで、カルキ臭は感じない
- 【使う量が少ないと割高】定額なので、使っても使わなくても同じ料金。一人暮らしなど量が少ない方は割高に感じるかもしれない
- 【電気代がかかる】公式の目安は最初の表のとおり。我が家では、大きく増えた実感はない
天然水の味を求める方や、水をあまり使わない方には、お湯の遅さより「天然水ではない」「少量だと割高」のほうが気になる点になるかもしれません。どちらを重く見るかは、私ではなく読む方の暮らしで決まります。
気になる点があっても、私が7年使い続けている理由

乗り換えを検討したこともありましたが、次の理由で今も続けています。
- 【水を買いに行かなくていい】我が家は今も車がなく、導入前は歩きか自転車で運んでいた。運ぶ作業がなくなったのがいちばん大きい
- 【ペットボトルの置き場がいらない】床に直置きしていたころより、キッチンがすっきりした
- 【量を気にしなくていい】お米の研ぎ水まで使える。捨てても気にならない
- 【給水がいらない】タンクに水を入れる手間がなく、ボタンを押せば出る。めんどくさがりの我が家には大きい
- 【メンテナンスの安心感】ネオのころは、プロが定期的に見てくれた(アイコンは自分で3分)
2022年ごろに我が家で見比べた他社の浄水型サーバーより月に500円ほど高いこともありましたが、自動給水(水道につながっているので、タンクに水を注ぐ手間がない)と定期メンテナンスには、月500円ほどの差額以上の価値がある、というのが我が家の判断でした。
おいしい水にお金を払うのは贅沢だな、とふと思うこともあります。ただ、この暮らしが普通になってしまうと、なかなか前の生活には戻れそうにありません。
7年で故障は1回。本体ごとの交換になった
故障は7年で1回です。アイコンに変えたあと、1年ほど前に冷水が出なくなり、担当の方が見に来て本体ごとの交換になったので、別の日に交換してもらいました。
→ 参考:浄水型(水道水)サーバー比較!『ウォータースタンド』を使い続けている理由
よくある疑問
お湯は最高でも90℃台で、沸騰はしていない
ネオは約93℃、アイコンは70℃・80℃・90℃の3段階です。沸騰したお湯が要るときは、我が家は常温水を火にかけています。
家を数日空けたあとは、公式が使い始めに水を出してから使うよう案内している
私はこれまで何もしていません。公式の案内は機種ごとに違い(ピュアライフなどは日数で手順が分かれます)、アイコン向けは次のとおりです。
- 【出かける前】止水栓(原水バルブ)を閉めて、電源プラグを抜く。止水栓は蛇口の脇かシンク下にある小さなレバーで、手で回すだけ(公式の案内の写真より)
- 【戻ったら】電源プラグを差して止水栓を開け、冷水を1分以上・常温水を1杯(120ml)以上・温水を1杯(120ml)以上出す。温水の1杯目は抽出されず、2杯目から出る
まとめ:本当に気になるのはお湯の遅さだけ。ほかは知っていれば困らない
- 【いちばん気になる点】アイコンは温水300mlに約60秒。ネオの約11秒に慣れていた私には、今も気になる
- 【その理由】お湯のタンクがないから。代わりに本体は小さく、電気代の目安も安い
- 【お湯の使い方】カップ1杯ずつなら待てる範囲。鍋にどんどん使う方は、お湯をタンクに貯める機種も候補になる
- 【フィルター交換】自分でやるが3分ほど。プロに見てもらう安心感はネオのほうがあった。方式は機種ごとに違う
- 【設置】水道の近くに限られ、工事と立ち会いの日程が要る。ホースは見える
- 【導入1年半のころの4点】備蓄水にならない・天然水ではない・少量だと割高・電気代。答えは今も同じ
- 【それでも続ける理由】水を買いに行かない・置かない・量を気にしない暮らしのほうが、我が家には大きかった
天然水にこだわる方や、水をあまり使わない方には、向かないかもしれません。一方で、私と同じように水を買って運ぶ手間が負担だった方には、気になる点を知ったうえで検討する価値はあると感じています。
自分の暮らしに合うかどうか、この記事に書いた気になる点と照らして考えてもらえたら嬉しいです。


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