ウォータースタンド『ナノシリーズ・アイコン』のメリット・デメリット!『ネオ』から切り替えて感じた1ヶ月後レビュー

ウォータスタンド


  • ウォータースタンドの「ナノシリーズ・アイコン」に興味がある
  • 他の機種から切り替えを検討しているが、使い勝手が気になる
  • 正直なところ、アイコンはおすすめの機種か知りたい

上記のような疑問にお答えします。

我が家では、2023年9月からウォータースタンド「ナノシリーズ・アイコン」を利用し始めました。

元々は、同シリーズの「ネオ」を利用していましたが、フィルターの切り替えに担当の方が来られた際、切り替えの営業を受け、その場で調べて即決したのが経緯です。

利用して1ヶ月経過しましたので今回は

  • 一般的に言われているメリットはどの程度影響があるか
  • 『ナノシリーズ・ネオ』に比べて使い勝手が悪い(デメリット)の部分はあるか
  • 『ナノシリーズ・アイコン』をおすすめできる対象はどのような方か

をお伝えします。

なお、初めてウォーターサーバーやウォータースタンドを検討している人もぜひ参考にしてください。

⚫️以前のウォータースタンド『ナノシリーズ・ネオ』

ウォータースタンド『ナノシリーズ・アイコン』の特徴は我が家にとってメリットか

「ナノシリーズ・アイコン」で一般的挙げられるメリットが我が家にとって良い特徴だったか、を解説します。なお、基本は以前利用していた「ネオ」と比較しての感想です。

  • コンパクトな機種サイズ (大満足◎)
  • 4段階の抽出量が定まっているため注いでいる間に放置ができる (そこそこ満足⚪︎)
  • お湯の温度が選べる (そこそこ満足⚪︎)
  • マットでスタイリッシュなデザイン (そこそこ満足⚪︎)
  • フィルターが自主交換のため、定期メンテナンスに担当と予定を合わせなくて良い (そこまで影響ない△)
  • 電気代がネオに比べて安い(らしい) (そこそこ満足⚪︎)

1つずつ解説します。

コンパクトな機種サイズ(大満足◎)

ウォータースタンドの「ネオ」から「アイコン」切り替えた1番の要因が本体のサイズです。

機種横幅奥行き高さ
アイコン180mm340mm385mm
ネオ260mm505mm500mm

ナノは横向きで一杯一杯でしたが

アイコンは縦置きが可能になり、設置場所の横にもゆとりがありスペースの確保できます。

相当コンパクトになり、初めて見た時は驚きの声をあげてしまいました。

アイコンがコンパクトな理由

瞬間温水機能を搭載し、必要なタイミングで温水を作る仕組みに。常時温水を作ってためておくタンクが不要となり、大幅にコンパクト設計が可能となった。

  • 冷水:1.0L
  • 常温水:タンクなし
  • 温水:タンクなし

初めてウォーターサーバーを利用される方だと比較対象がなく中々感じづらいですが、数字以上に実際に設置した時のインパクトは大きかったです。

他メーカーの機種をご利用されている方も、ぜひ今お持ちの機種サイズと比較してみてください。

4段階の抽出量が定まっているため注いでいる間に放置ができる(満足度⚪︎)

アイコンは使いたい量に合わせて4段階(120ml、180ml、300ml、3分間)の抽出量の選択が可能です。

  • 120ml
  • 180ml
  • 300ml
  • 3分間

もちろん、指定の量まで注ぎ続けなければいけないこともなく、抽出途中でストップもできますので安心してください。

利用していると、このコップは300ml入る、180mlまでしか入らない、というのも覚えてくるので、サーバーの前に立ち続けることなく安心して放置できます。

そこそこ満足⚪︎の理由

抽出中に放置して他の作業ができる、というのはそれなりに便利です。

特に次のような容量の多いものを注ぐとき数十秒は時間がかかるので少し目を離したいときなどは地味にストレスが軽減できます。

  • 自動製氷機用の水を入れる

  • コーヒーメーカーの水を入れる

⚫️自動製氷機用の水

⚫️コーヒーマシン用の水

「ネオ」でもレバーを手前に引くと連続抽出できますが

  • 水の抽出口が真ん中ではないので、水がタンクにうまく入れられない
  • レバーにあたってしまってそもそも水タンクが置けない

このようなことがあったので、「ネオ」では連続抽出しながら置きっぱなしは難しかったです。

ただ、デメリットでも後述しますが、貯水タンクのない『アイコン』に比べ、タンク式の『ネオ』の方が抽出量は圧倒的に早いです。

個人的には「アイコン」の抽出速度を「ネオ」と比べてしまう節もありますので、大満足という形ではない⚪︎にしております。

お湯の温度が選べる (そこそこ満足⚪︎)

「アイコン」は「ネオ」と違いお湯の温度(70度、80度、90度)の設定が可能です。

正直なところ、今現在はほぼ90度を利用しているだけなので、そこまで温度設定の恩恵は受けておりません。(そこまで影響ない△レベル)

本来お茶を淹れる温度も、70−80度が適温と言われますが、自宅で飲む分には細かい風味よりも熱々が好きなので90度しか利用していないのが現状です。

そこそこ満足⚪︎の理由

では、なぜ「そこそこ満足⚪︎」にしているかというと、今後役立つ可能性があるかもしれない、という期待感です。

特に、粉ミルクを作る時は大変便利なのかもしれない、と思っています。

あいにく、我が家はまだ夫婦ふたりなので、この苦労は経験がありません。

ウォーターサーバーに使われるほとんどのお水は、軟水のお水かRO水(純水・ピュアウォーター)です。

軟水もRO水もミルクの成分バランスを崩さないため、赤ちゃんのミルク作りにも安心。ウォーターサーバーならミルク作りを時短でき、衛生的にも安心なのでおすすめです。

ミネラル分の多い硬水は、内臓の未熟な新生児の赤ちゃんの負担になるため、硬度60以下の軟水かRO水を選びましょう。

ウゥータースタンドHP:ウォーターサーバーでのミルク作りは大丈夫?

先々、70度、80度の選択があってよかったと思えることが来るかもしれない、という期待を込めて満足度をつけました。

⚫︎チャイルドロック

子どもに関する点で言うと、全操作にロックをかけるチャイルドロックもついています。

温水ボタンと常温水ボタンを同時に3秒以上の長押しで、全操作ロックが可能。

解除時は、同様に温水ボタンと常温水ボタンを同時に3秒以上の長押し。

ボタンの3秒同時押しなので、小さなお子さまに解除される可能性は低いでしょう。

マットでスタイリッシュなデザイン (そこそこ満足⚪︎)

これは完全に好みなので、一部ご了承いただきたいのですが、ネオに比べて

  • 凹凸が少ないフラットなスタイル
  • つやのないマットさ
  • タッチパネル

がとてもスタイリッシュさを醸し出しています。

色が「ホワイト」と「グレー」を選べるのも良いですね。

画像参照:https://waterstand.jp/products/icon.html

そこそこ満足⚪︎の理由

「ネオ」の機種のデザインも悪くないですが「アイコン」と比較すると少々無骨さを感じます。

いかにもサーバーが置いてある、という雰囲気を感じさせる部分は否めず、正直なところデザインが気に入っていたわけではありません。

その点「アイコン」はサイズがすっきりした点もあるかと思いますが、見せる家電といっても良いかもしれません。

とはいえ、このデザインだから選んだ!ということではなく「ネオ」に比べればおしゃれになった、ということで今回の満足度としています。

フィルターが自主交換のため、定期メンテナンスに担当と予定を合わせなくて良い (そこまで影響ない△)

「ネオ」の場合は、おおよそ6ヶ月ごと定期的に担当の方より連絡が入り、フィルターの交換のスケジュールを調整してきました。(所要時間20−30分)

一方「アイコン」はセルフメンテナンス方式となっており、自分自身でフィルター交換を行います。

実際まだフィルター交換をおこなったことがないので、どの程度簡単に行えたかなどは改めてご紹介したいと思います。

そこまで影響ない△理由

個人的に、担当の方に来てもらいフィルター交換やメンテナンスを行ってもらえることの安心感を持っていたので、セルフメンテナンス自体に大きなメリットは感じておりません。

フィルター交換自体が面倒な作業になるとは思っておりませんが、口に入れるものを定期的にプロが目視してくれること自体はプラスに捉えていました。

セルフメンテナンスがどうかは、また自身で行ってみてお伝えできればと思います。

なお、セルフメンテナンスでも困った時はお問合せすればすぐに駆けつけてくれる点は安心です。

電気代がネオに比べて安い(らしい) (そこそこ満足⚪︎)

アイコンとネオの電気代を比較すると、アイコンの方が安く次のような理由となっています。

機種方法理由
アイコン瞬間温水機能温水利用時に瞬間的に温度を高める
ネオタンク常時温水の状況にしておく
参照;ウォータースタンドHP 冷水とお湯が出る仕組み

冷水機能にも「アイコン」の方が消費電力が抑えられる方式(ペルチェ式)を用いているようですが、端的にはタンクで常時温水を作っておくか、利用のタイミングだけ温めるかの違いです。

「ネオ」の場合、利用しない間も含めて24時間温水を保温しておく必要があるので、どうしても電気代が高くなります。

公式が発表している「電気代の目安料金」と「月額料金」は次の通りなので参考にしてください。

機種1ヶ月の電気代月額料金電気代+月額料金
アイコン518円4,400円4,918円
ネオ859円3,850円4,709円
※電気代は「日本宅配水&サーバー協会 消費電力測定基準」にて、1ヵ月温水18L・冷水18Lを使用した場合の電気料金を算出

月額料金は「アイコン」の方が高いですが「ネオ」との電気代の違いを考えると差額はさほど大きくないことがわかります。

僕も最初は月額料金が上がるは懸念しましたが、電気代の違いを担当より伺い、切り替えを決断しました。

そこそこ満足⚪︎な理由

正直なところ、ウォータースタンドのみの電気代を計算することは難しいので、結果は分かりません。どの程度違うのか計算してみたいですが、おそらく今後も難しいです。

この点に関しては、一般的に電気代は「ネオ」より安い、という言葉や情報を信じていくのみかなと思っています。

ウォータースタンド『ナノシリーズ・アイコン』に『ネオ』切り替えて不便に思った点

『アイコン』に切り替えて、ここが不便というところがあるのでお伝えします。

温水の抽出速度が遅い

最大のネックは温水の抽出速度です。

すでに温水ができているタンクから抽出する「ナノ」と比較すると、利用するタイミングで温水を作りながら抽出する「アイコン」は抽出速度がどうしても遅くなります。

参考に、温水の抽出速度を測ってみました。

70度80度90度
120ml約16秒約20秒約23秒
180ml約25秒約30秒約37秒
300ml約40秒約50秒約60秒
※数回試し、おおよその時間を記載

加えて実際利用する際は、ボタンを押してから温度を高めるため、プラス2〜3秒かかるケースがほとんどです。(何回か温水を利用しているとボタンを押してすぐ抽出するケースもあり)

ナノの温水抽出の速度を調べて比較してみるとこのような違いがありました。

ネオ(93度)アイコン(90度)
120ml約4秒約23秒
180ml約7秒約37秒
300ml約11秒約60秒

約5倍以上の圧倒的な時間の差です。

「約1Lくらいのお湯を鍋に入れたい」となった時にこの差は大変影響があります。

アイコンの場合、受け皿を外し、本体の角度をずらせば鍋をそのまま置けるので温水を抽出しながら他のことを行うことは可能です。(鍋を置けるスペースを確保できるのあればなんでもOK)

とはいえ、やはり時間がかかりすぎることがネックなので、鍋に入れる際、常温水を入れて温める形が増え、温水を利用する回数が減りました。

毎回抽出ボタンを押すのが面倒

初期設定の変更はできますが、基本的に抽出都度

  • 抽出種類
  • 抽出量

の選択が必要で、地味に面倒に感じる時があります。

「ナノ」の場合、レバーの押し引きのみのため、コップでレバーを押せば水が出る仕組みです。

たとえば、次のようなサッと使いたい時に大変便利でした。

  • サッとコップをゆすぐ水を入れたい
  • 一口水をのみたい
  • 料理中にさらし水をいれたい(玉ねぎの辛み抜きなど)

基本的に本体を触らず、コップでレバーを押せばワンステップで水が出るので、料理中に少し水を入れたい時などは濡れた手で本体に触れずに作業でき、地味ですが使い勝手の良さに繋がってたと今感じています。

ウォータースタンド『ナノシリーズ・アイコン』はオススメできるか

個人的に1ヶ月アイコンを利用してきた中で、次のポイントを見て選択すると良いと思います。

アイコン:コンパクトサイズ、おしゃれなモデルを使いたい方。小さな子どもがいる方。

ナノ:キッチンスペースに多少ゆとりがあり、温水もどんどん使っていきたい方。

使い勝手だけでみると、特に温水の抽出速度の関係で「ナノ」の方が便利だったと思うことも多いですが「アイコン」から「ナノ」に戻したいか、というとそこまでの熱量はありません。

コンパクトサイズの「アイコン」の場合、貴重なキッチンスペースを有効活用できるのが、やはり大きなメリットです。

冷水や常温水の活用自体はさほど不便さを感じてはいないので、引き続きこのまま「アイコン」を使っていきたいと考えています。

⚫︎ウォーターサーバーを利用したことない方

今回のレビューはあくまで、「アイコン」と以前利用してた「ナノ」の比較を中心に記載しています。

抽出速度については、以前に比べてという感覚が強いものなので、こんなものと思えれば特に気にならないかもしれません。

水道直結のウォータースタンド自体、本当に導入して良かったと思えるサービスのひとつなので、ぜひご検討ください。


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