- 楽天モバイルを契約しているがテザリングはどこまで使えるか知りたい
- 楽天モバイルのテザリングだけで生活できるか知りたい
- テザリングを活用する場合に気をつけるポイントを教えて
このようなお悩みについて解説します。
我が家は訳あって1ヶ月光回線が使えず、楽天モバイルのテザリングだけで過ごしました。
◉1ヶ月間のデータ容量204GB
これだけ使って2,980円(税抜)って破格ですね。
テザリングで過ごすことになった理由は次のとおりです。
- 引越し先が新築マンションで指定業者の光回線しか開通していなかった
- 指定業者の光回線は不安定な上速度も遅く、価格も高いため利用するメリットがなかった
- 元々契約していた楽天ひかりの工事予定が、新築のため時間がかかり入居より1ヶ月遅れた
細かい諸事情が重なり、1ヶ月間ひかり回線がない状況で過ごさなければいけなくなりました。
そこで今回は、1ヶ月楽天モバイルのテザリングだけで生活できたのか、解説したいと思います。
【結論】楽天モバイルのテザリングだけでもなんとかなる
結論、楽天モバイルのテザリングだけで無事に1ヶ月生活できました。
ただ条件としては『生活人数=楽天モバイルの所有台数』が限界かな、と思います。
まず、我が家がどのような生活環境なのかお伝えします。
家族構成:夫婦2人で共働き
仕事環境:夫婦ともに8-9割リモートワーク(僕はオンライン会議や商談多数/奥さんはデータの入稿などが多い)
キャリア:2台所有(夫婦ともに楽天モバイルを活用)
その他:テレビはほぼ動画配信サービスやTverばかりなので常にインターネット活用
リモート会議は滞りなく進められた
僕の場合は、仕事柄リモートでの商談が多いので、テザリングでオンライン会議ができるのか、が一番懸念でした。社内の会議ならまだしも、外部との商談で支障が出てしまったら笑えないですよね。
そのような懸念を払拭するかのように、1日2〜3件ほど外部とのオンラインの商談がありますが、1回も調子が悪くなったことはありません。
もちろん事前に、ZoomやGoogle meet、Microsoft teamsなど奥さんに手伝ってもらいテストして多分大丈夫、と思い進めましたが、それでも初日は不安です。
しかし、初日を乗り切ってからは、もう大丈夫ということで安心して1ヶ月過ごすことができました。
データのアップロードは時間かかる模様
奥さんが仕事で20GBのデータをアップロードしたところ、3分かかったようなので、大きな容量のデータのアップロードは結構時間がかかりそうです。
動画配信サービスは固まる現象が比較的発生
AmazonプライムやTverなど、動画配信サービスは基本問題なく視聴できました。
しかし、固まる現象が比較的発生したことが、少なからずストレスに感じたのは事実です。
1ヶ月の期間限定という感覚だからこそ我慢できた側面かもしれません。
楽天モバイル テザリングの通信速度について
エリアや時間帯でも大きく異なるのであくまで参考ですが、我が家では
下り(ダウンロード):30ー40Mbpsくらい
上り(アップロード):20−40Mbpsくらい
のイメージです。
下りとは:ダウンロード、つまりインターネット上からファイルをパソコンや携帯電話に受け取る際の通信。(例)インターネットから音楽や画像をダウンロードする。メールの受信。
上りとは:アップロード、つまりパソコンや携帯電話からインターネット上へファイルを転送する際の通信。(例)ブログに写真を載せる際の通信。メールの送信。
⚫︎ある日のテザリング速度
各種作業によって一般的にどの程度通信速度が必要と言われているか見てみます。
用途 | 通信速度の目安 |
メールやLINE | 128kbps~1Mbps |
Webサイトの閲覧 | 1~10Mbps |
動画の視聴 | 5~25Mbps※再生解像度による |
ZoomなどのWeb会議 | 10~30Mbps ※解像度による |
オンラインゲーム | 30~100Mbps |
こう見ると、オンラインゲームは流石に厳しいですが、Web会議くらいならテザリングでも十分対応できることが確認できます。
楽天モバイルのテザリングだけで過ごす場合に注意するポイント
楽天モバイルのテザリングも結構使えるな!と思って前向きな方も多いかもしれませんが、注意すべきポイントがあるので確認しましょう。
エリアによっては無制限で利用できない
楽天モバイルはいわゆる「楽天回線エリア」であれば無制限でデータを利用できます。
一方、対象でエリアでない「パートナー回線エリア」の場合は、高速通信のデータ容量に制限があるため、どのエリアで利用するか確認が必要です。
用途によって接続方法を考える(Wi-Fi・有線・Bluetooth)
テザリングには3つの接続方法(Wi-Fi・有線・Bluetooth)があり、それぞれに特徴があるので、用途によって使い分けると良いです。
Wi-Fi | USB | Bluetooth | |
速度 | ○ | ◎ | △ |
バッテリー消費 | ○ | ◎ | ◎ |
複数接続 | ◎ | × | ○ |
①Wi-Fi接続
Wi-Fi接続とは、スマホの通信をWi-Fiで飛ばし、デバイスのインターネット接続を可能にする接続方法です。通信速度は比較的速いですが、スマホのバッテリーを消耗しやすいというデメリットがあります。
なお、Wi-Fi接続の場合は、複数台のデバイスを同時にテザリングすることが可能です。
【メリット】
- 通信速度が速い
- 対応機器が多い
- 複数台接続ができる
- 無線接続のためケーブルが不要
【デメリット】
- バッテリーが消耗しやすい
- (USB接続と比較して)セキュリティ面が劣る
②USB接続
USB接続は、スマホとインターネット接続したいデバイスを、USBケーブルで接続する方法です。
通信速度が速く、USBケーブルでスマホを充電しながらテザリングもできる便利な接続方法です。
一方で、ケーブルが届く範囲でしかテザリングを使えず、毎回ケーブルに繋ぐ必要がある点がデメリットです。
僕が仕事を行うときは基本的にこの接続方法を活用し、PCを繋いでいました。
【メリット】
- 通信速度が速く安定性がある
- 有線接続でセキュリティが高い
- スマホの充電ができ長時間の通信が可能
- パスワード設定が不要
【デメリット】
- ケーブルが必要
- テザリングが利用できるデバイスは1台のみ
③Bluetooth接続
Bluetooth接続は、Wi-Fi接続と同様に無線(Bluetooth)で電波を飛ばしてインターネット接続する接続方法です。
スマホのバッテリー消耗が比較的少なく、1対1の通信のためセキュリティ面も安全というメリットがあります。
一方通信速度が遅く、電波が届く距離も短いというデメリットもあります。
【メリット】
- 複数台接続ができる
- (Wi-Fi接続と比較して)バッテリーの消耗が少ない
- 設定が簡単(パスワード入力不要)
- 無線接続のためケーブルが不要
【デメリット】
- 通信速度が遅い
- 接続側もBluetooth®対応機器でなければならない
- (USB接続と比較して)セキュリティ面が劣る
まとめ 楽天モバイルのテザリングでリモートワークはできる!?
結果的に1ヶ月楽天モバイルのテザリングで過ごすことができました。
しかし、夫婦2人とも楽天モバイルを契約していたため、テザリングが2台使えた、というのが大きいです。
おそらく1人暮らしでしあれば十分テザリングだけでも生活できるレベルかなと思いますが、複数名で1台は厳しいです。
余談ですが、その後光回線が導入された後の生活のしやすさは言うまでもありません。
ぜひご参考にしてください。
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