- デロンギコーヒーマシンを調べるとマグニフィカSが複数あるけどなぜ?
- モデルごとの機能の違いについて知りたい
- どのモデルがおススメか知りたい
このような疑問にお答えします!
●デロンギのお得な購入方法まとめ
我が家では奥さんの誕生日に思い切ってデロンギの全自動コーヒーメーカーを購入し、およそ1年半経過しました。
我が家はこちらのモデルを購入しています。
今回は、選択に迷いやすいマグニフィカSのモデルによる機能の違いや、我が家の場合、結果的にどのモデルを選択すべきだったのか、経験を交えてお伝えします。
●デロンギ・マグニフィカSに関するその他関連記事
デロンギ全自動コーヒーマシン マグニフィカSは5種類ある
デロンギの全自動コーヒーマシン、マグニフィカSは計5種類あり、上位モデル順に並べると次のようになります。
- マグニフィカS カプチーノ スマート(スタンダードモデル)
- マグニフィカS スペリオレ (スタンダードモデル)
- マグニフィカS スマート (スタンダードモデル/直営店限定)
- マグニフィカS (スタンダードモデル)
- マグニフィカS(エントリーモデル/直営店限定)
抽出できるコーヒーの種類やミルクメニュー(泡立てから注ぎ)が自動かどうかが主な違いとなっており、とくに上位3つのモデルは特徴が分かりやすいです。
マグニフィカ 上位3モデルの違い
簡単に3つの上位モデルのポイントを見ていきます。
①マグニフィカS カプチーノ スマート(スタンダードモデル)
ミルクの泡立てから注ぎを自動で行う、自動カプチーノ機能が付帯!
②マグニフィカS スペリオレ (スタンダードモデル)
液晶画面を搭載!
③マグニフィカS スマート (スタンダードモデル/直営店限定)
すっきりした繊細な味わいを演出する、スペシャルティコーヒーが抽出できる!
違いが分かりにくいマグニフィカSの2機種
問題は次の2機種の違いが良く分からないことです。
- マグニフィカS (スタンダードモデル)
- マグニフィカS(エントリーモデル/直営店限定)
デロンギの全自動コーヒーマシンを初めて検討している方は、価格面でも購入しやすい、まずこの2機種から考えることが多いでしょう。
④マグニフィカS (スタンダードモデル)ECAM23120
⑤マグニフィカS(エントリーモデル/直営店限定)ECAM22112
デロンギコーヒーマシン マグニフィカS『ECAM23120』『ECAM22112』の違い
ECAM23120やECAM22112と型番で説明していくと、どちらがどちらか混乱してくることが多いので、ここでは以下のように呼び方を固定し、説明していきます。
- ④のECAM23120=スタンダードモデル
- ⑤のECAM22112=エントリーモデル
スタンダードモデルとエントリーモデルの主な違いは次の3点です。
- 抽出ボタン数の違い
- 自動抽出できる設定数と幅の違い
- ミルクフロッサーの違い
なお、この2機種の価格(2022年9月11日時点)を見てみると
- スタンダードモデル:公式ショップ92,800円(税込)/ 価格ドットコム5万8326円(税込)~
- エントリーモデル:公式ショップ65,800円(税込)/ 価格ドットコム5万8289円(税込)~
在庫状況によっても価格の変動が大きいので、購入検討時の金額差も踏まえてどちらの方が自分自身に合っているモデルか、考えていきましょう。
抽出ボタン数の違い
スタンダードモデルとエントリーモデルでは、抽出できる種類が異なります。
前提として3つの抽出方法を頭に入れておくと、この後の説明が分かりやすいです。
- エスプレッソ:通常のエスプレッソを抽出
- カフェルンゴ:湯量が多いエスプレッソを抽出(初期設定では3倍)
- カフェジャポーネ:ハンドドリップ風のコーヒー(豆を2回挽くため、2倍のコーヒー豆を使用)
カフェジャポーネとは?
コーヒーをハンドドリップのように蒸らしながら間欠抽出を行い、芳醇な香りと旨味を凝縮。すっきりとした「深蒸しレギュラーコーヒー」が楽しめます。
https://barista.delonghi.co.jp/perfect/extract.html
ちなみに、抽出できる種類の共通点は以下の通りです。
- エスプレッソ1杯 or 2杯抽出
- カフェジャポーネ1杯抽出
2つの機能がついていれば問題ない方は違いを気にする必要ありません。
スタンダードモデル(ECAM23120)
スタンダードモデルは、5種類の抽出が可能です。
- エスプレッソ:1杯抽出
- エスプレッソ:2杯抽出
- カフェルンゴ:1杯抽出
- カフェルンゴ:2杯抽出
- カフェジャポーネ:1杯抽出
エスプレッソとカフェルンゴが同時に1杯または2杯抽出できる、一方カフェジャポーネは1杯抽出しかできない、ということです。
エントリーモデル(ECAM22112)
エントリーモデルは、4種類の抽出が可能です。
- エスプレッソ:1杯抽出
- エスプレッソ:2杯抽出
- カフェジャポーネ:1杯抽出
- カフェジャポーネ:2杯抽出
カフェルンゴの抽出機能がありません。その代わり、カフェジャポーネの抽出が2杯同時に行えます。
抽出ボタン数の違いは自動設定内容の違い
抽出ボタン数の違いは、自動で行える抽出量の設定数が異なること、と同じことを意味します。
抽出方法 | コーヒー豆を挽く回数 | 抽出湯量 |
---|---|---|
①エスプレッソ1杯抽出 (スタンダード・エントリー両モデル) | 1回(約6-10g) | 初期設定40mL |
②エスプレッソ2杯抽出 (スタンダード・エントリー両モデル) | 1回(約10-14g) | 初期設定80mL |
③カフェルンゴ1杯抽出 (スタンダードモデルのみ) | 1回(約6-10g) | 初期設定120mL |
④カフェルンゴ2杯抽出 (スタンダードモデルのみ) | 1回(約10-14g) | 初期設定240mL |
⑤カフェジャポーネ1杯抽出 (スタンダード・エントリー両モデル) | 2回(約12-20g) | 初期設定120mL (エントリーモデルは変更不可) |
⑥カフェジャポーネ2杯抽出 (エントリーモデルのみ) | 2回(約12-20g) | 初期設定240mL (エントリーモデルは変更不可) |
- スタンダードモデル:①②③④⑤の抽出量を設定でき、ボタン1つで自動的に抽出してくれる
- エントリーモデル:①②④⑤の抽出量を設定でき、ボタン1つで自動的に抽出してくれる
※2杯抽出は、エスプレッソ・カフェルンゴ・カフェジャポーネ1杯抽出量に対し自動的に2倍設定となります。
要するに、抽出湯量が主な違いなわけですが、『自動的』でなければ抽出量は自分で調整できます。
やり方はとても簡単です!
抽出終了後(ポンプの動作音が止まった後)、2 秒以内に再度同じボタンを押すと、押している間コーヒーが抽出されます。ボタンを離すと抽出が止まります。
この操作で、次のようなことが可能となります。
エントリーモデルでもカフェルンゴは作れる
エントリーモデルの場合、カフェルンゴのボタンがないですがカフェルンゴは作れます。
エスプレッソボタンを押し、ボタンを押し続けるだけで抽出量を増やせるのでカフェルンゴの完成です。
つまり、『自動的に』作れないだけでコーヒーマシンの前に立ち、ボタンを押している間は抽出が続くのでお好みの量にすることができます。
スタンダードモデルのカフェジャポーネ2杯抽出はできるが現実的ではない
スタンダードモデルはカフェジャポーネが1杯抽出しかできませんが、抽出量の設定を変更すると2杯分抽出できます。
しかし、エントリーモデルでカフェルンゴを作るのとは異なり、元の設定を変更し湯量を増やす(240mL抽出)対応となるため、利用のたびに都度変更するのは現実的ではありません。
カフェルンゴ or カフェジャポーネのどちらを重要視するか
スタンダードモデル、エントリーモデルどちらの機種でも、抽出方法はやり方次第で概ね補完することができます。
ポイントは、カフェルンゴ・カフェジャポーネどちらの抽出方法をより多く利用しそうか、で考えると良いでしょう。
自動抽出できる設定数と幅の違い
抽出ボタン数の違いと多少重複しますが、自動抽出できる設定数と幅に違いがあります。
●スタンダードモデル
エスプレッソ・カフェルンゴ・カフェジャポーネの3パターンで自動抽出設定が可能
●エントリーモデル
エスプレッソ・カフェジャポーネの2パターンで自動抽出設定が可能
抽出量の幅についてまとめると、次のようになります。
抽出方法 | スタンダードモデル | エントリーモデル |
---|---|---|
エスプレッソ | 20mL 〜 180mL ※2杯抽出は量2倍 | 20mL 〜 180mL ※2杯抽出は量2倍 |
カフェルンゴ | 20mL 〜 180mL ※2杯抽出は量2倍 | – |
カフェジャポーネ | 120mL 〜 250mL | 120mL固定 ※2杯抽出は量2倍 |
スタンダードモデルであれば次のような使い方もできます。
- カップで飲む用:エスプレッソやカフェジャポーネで設定
- 持ち運びの水筒用:カフェルンゴのボタンを水筒用に合わせた設定
先ほど説明しているように、ボタンを押し続ければ抽出量を増やせますが、頻繁に使用する場合は面倒だったりするため、設定数の違いは考慮しておきましょう。
また、エントリーモデルはカフェジャポーネの抽出量が固定されており、変更できない点も合わせて確認が必要です。
ミルクフロッサーの違い
スタンダードモデルとエントリーモデルでは、ミルクフロッサーでできることが異なります。
●スタンダードモデルでできること
- フォームドミルク(泡立てたミルク/カプチーノ用)
- スチームドミルク(蒸気で温めたホットミルク/カフェラテ用)
●エントリーモデルでできること
- フォームドミルク(泡立てたミルク/カプチーノ用)
ミルクフロッサーでできることの影響
カプチーノを作る場合、フォームミルクといって泡立てたミルクを入れることで完成します。
フォームミルク機能は両モデルについていますが、スチームドミルク機能の有無が異なる点です。
ホットミルクはカフェラテやカフェオレを飲む場合に使用します。
(参考)
- カプチーノ:エスプレッソ+スチームドミルク+フォームドミルク(1:1:1)
- カフェラテ:エスプレッソ+スチームドミルク(1:4)
- カフェオレ:ドリップコーヒー+牛乳(5:5)
ホットミルクにどこまでこだわるかがポイント
ホットミルクを作る、という点だけで見るのであれば、レンジでチンすれば十分に対応できてしまいます。
一方、フロッサーを利用することで蒸気で温めることができ、よりフワッとしたスチームドミルクが作れます。
ホットミルクのこだわりによって、スタンダードモデルかエントリーモデルで十分か、選択肢が変わってくるでしょう。
デロンギマグニフィカSのスタンダードモデル(ECAM23120)を利用しての結果
我が家はスタンダードモデル(ECAM23120)を購入して1年半以上経過し、ほぼ毎日使用してきましたが、結果エントリーモデルでも良かったかな?と思っています。
正直なところあまり下調べせず、店頭で購入したためエントリーモデルの存在をよく知らなかった、というのが選んだわけですが、理由は次の3点です。
カフェルンゴをあまり飲まない
好みの問題ですが、我が家はカフェルンゴをあまり飲みません。
- ホットコーヒー:カフェジャポーネ
- アイスコーヒー:エスプレッソ(2杯抽出)
ホットコーヒー(カフェジャポーネ)
アイスコーヒー(エスプレッソ2杯抽出)
このような使い方が中心で、カフェルンゴはたまに公園に散歩やピクニックに行くとき、水筒に注ぐくらいです。
また抽出量も初期設定値のままのため、カフェジャポーネの抽出量の変更ができない点もまったく関係ありません。
ミルクフロッサーはほぼカプチーノ用だけ
奥さんがたまにカプチーノを作って飲んでますが、ほぼフォームドミルクを作るのみ、です。
スチームドミルクを作る事がほぼないので、フロッサーの機能も2つは我が家に必要なさそうでした。
デザインが格好良く、価格が安い
個人的に、スタンダードモデルよりエントリーモデルの方がデザインが好みです。
スタンダードモデルは、クラシックな機械的な雰囲気ですが、エントリーモデルは洗練されている印象があり、純粋に格好いいなと思っています。
また、時期により多少の差はあるにせよ、一般的にはエントリーモデルの方が安価です。
機能さと価格差を考慮して、1-2万円の開きがあるなら、エントリーモデルで十分だな、と結果的に考えます。
一方、同額や金額差が少ないなら、機能が豊富なスタンダードモデルを選びます。
まとめ マグニフィカS比較! デロンギ全自動コーヒーマシン『ECAM23120』『ECAM22112』の違いは?
デロンギの全自動コーヒーマシンは、コーヒー好きももちろんですが、コーヒーにさほど興味ない方でもとても良い商品です。
間違いなくおうち時間の価値が向上します。
ぜひ自分自身に合ったモデルを選んで日々の生活をより充実したものにしてみましょう。
●デロンギのお得な購入方法まとめ
コメント