- 家電って店頭で相談したら値段が安くなるの?
- どのように値下げの相談したらいいの?
- 値下げ相談する際の注意点は?
このようなお悩みをもった方はぜひ読んでみてください。
我が家は、2020年の夏に、家電量販店で新しい冷蔵庫を買いました!
そのときに、量販店で値下げ交渉した結果がこちらです。
- 販売員に「この金額は見たことありません」と言われた
- 価格ドットコムよりも安く購入した
その経緯を、何度か知り合いと話題にしていたら
- 「そんなに考えて値下げ交渉したことなかった」
- 「そんなに変わるんだーすごい!」
という感想を多くもらい、改めてきちんと値下げ交渉している人って意外と少ないんだな、と感じています。
そこで僕が実践した値下げ交渉方法が皆さんのプラスになればと思い、コツをまとめてみました。
- 今後、家電の購入を検討している
- そして家電を少しでもお得に安く購入したい
そのような方はぜひ参考にしてください。
なお、記事は僕が実践した内容を自身の考察を含めてまとめたものです。すべてのケースで当てはまる訳ではないので、その点ご了承ください。
家電は正しく値下げ交渉すると安くなる
今回、購入したのは冷蔵庫です。
2020年の8月9日に購入しました。
家電の中でも冷蔵庫をはじめとした、いわゆる『白物家電』は利益が1番乗っかているため、もっとも値下げがしやすい商品群のようです。
とはいえ、手続きの担当いただいた販売員(交渉した方とは別の方)に『こんな安い価格は見たことありません、うまいですね~』と言われ、実際価格ドットコムの金額より安くできたわけです。
当時、お店での店頭価格が25万円(税込)くらいでした。
2020年8月9日の価格ドットコムの金額がこちらです。
そして、実際のレシートがこちらです。
このような形になりました。しかも、今回はポイント値下げ(還元)ではなく現金値下げです。
理由は後述しますが、現金値下げで価格ドットコムの最安値より安い金額で購入しました。
その他、記載していないところでプラスになる情報はこちらです。
- カード払によるポイント付与(楽天ポイント1%分)
- 商品券13,000円分(東京都が行っている「東京ゼロエミポイント」というサービス。指定の省エネ家電を購入することで13,000円分(商品券12,000円+LED割引券1,000円)の商品券を受け取れる)
ご覧いただけましたでしょうか。
購入価格が安いだけでなく、保証も最長にしていただき、大手家電量販店の安心感も得られるという意味では最高の買い物ができたなと実感しています。
家電量販店での値下げ交渉(安く買う)のポイント3つ
では、実際どのような方法で値下げ交渉が成功したか内容をまとめてみました。
ポイントは次の3点です。
- 事前に購入する商品を決める
- 量販店の販売員に相談する
- ネットで情報を仕入れ、複数店舗回る
1つずつ見ていきましょう。
①事前に購入する商品を決める
購入する商品は事前に決めていきました。
理由は次の2点です。
- 販売員と価格の話をしやすい
- 販売員に購入する意思が高いと感じてもらいやすい
細かく見ていきます。
販売員と価格の話をしやすい
価格について話がしづらい方も多いのではないでしょうか。
しかし購入する商品を事前に決めておくと、販売員とはいきなり価格相談の話になりやすいです。
自分:「この商品を検討していて、いろいろな店舗見て回っているんです」
と話をすると・・・
販売員:「どこの店舗いかれましたか?」「いくらでしたか?」
このように、販売員から聞いてくれます。
また、商品選びから相談すると結構な時間と労力がかかり、とても一日では終えられません。
実際、我が家でも土曜日に商品を選び、日曜日に値下げ交渉を行うというスケジュールで動きました。
販売員に購入する意思が高いと感じてもらいやすい
販売員も慈善事業ではないので売らないといけません。
購入する確率の高い人により時間を割きたい!という気持ちが出るのは必然です。
- これから商品をどれにするか決める人
- 購入する商品をすでに決めている人
どちらが、購入する意思(確率)が高そうかわかりますよね。
一般的には、すでに商品を決めている人です。
販売員も人間ですから購入意思が高いお客様には、より丁寧に接してくれますし、親身になってくれるはずです。
②量販店の販売員に相談する
相談(交渉)する相手を見極めることも大切です。
量販店には2種類の販売員の方がいます。
- 量販店の販売員
- メーカーから派遣された販売員
量販店の販売員はその名の通り、家電量販店の社員の方です。
値下げ交渉という点で言うと、メーカー販売員の方はあまり融通が効きにくいケースがあります。
最終的な価格の決裁権は量販店側なので、最初から量販店の販売員に相談する方が早いです。
見分け方は、簡単です。
メーカー派遣の販売員はそのメーカーのロゴや名前の入った上着やベストを着用している。
もしくは、メーカーの名札や腕章をつけている。
商品説明ではメーカー派遣の方も良いですが、値下げ交渉時では量販店の販売員を探して相談しましょう。
③ネットで情報を仕入れ、複数店舗回る
まずは、ネットで欲しい商品の情報を仕入れましょう。
ただ、だからといってそのネット情報のみで交渉に臨むのはおすすめしません。
よく、いきなり価格ドットコムなどネットでの値段を提示して「これ以下になりますか?」などと交渉する方もおりますが、個人的にNG行動としました。
なぜならネットと量販店のような店舗販売では、家賃や人件費等々、かかる経費なども違いますので横並びで比較しようがありません。
全ての店舗というわけではないですが、ネットの金額を参考に交渉しても、『うちでは無理ですね』と言われて終わってしまうケースがあります。
僕も以前、同じような経験がありました。
しかし、同じ店舗販売での条件比較なら良い意味で強気になれます。
そういった意味でも、家電量販店で購入する場合、実際に店舗を回るのはとても大切です。
我が家では、別予定の兼ね合いもありましたが、土日で計6店舗回りました。
- 土曜日は新宿(3店舗)→池袋(1店舗): 商品の目星と価格を知る
- 日曜日は渋谷(2店舗) : 値段交渉を行い購入
さすがに値下げの限界はありますし、6店舗は無駄に交通費もかかりますのでおすすめはしません。
ただ、値段の比較をするには最低でも近隣で競合している2~3店舗はいくべきです。
- 店舗Aで条件ヒアリング
- 店舗Bに行き、その条件を元に交渉
- 店舗Cに行き店舗A・Bの条件を元に交渉
- 1番条件の良かったところで最終交渉
- 購入!!
流れとしては非常にシンプルで、この流れをいかに販売員の方に嫌われずに行動するか!ということが重要です。
家電量販店での値段交渉の具体的な流れ
では、実際僕がおこなった流れを紹介します。
事前情報をまとめました。
- 家電量販店のポイントはしばらく使わないので必要ない ⇒ 「ポイント還元値引き」ではなく「現金値引き」が理想
- ネットでは、楽天市場で購入すると楽天ポイントが14倍(くらい)の還元があるキャンペーンをその土日で行っていた。(楽天ポイント還元は我が家ではニーズが高いので検討の余地あり)
- 楽天市場で購入した場合、楽天ポイント還元まで含めると、実質最安値となる。(価格ドットコムの最安値はあくまで値札価格が最安ということ)
- 前日(土曜日)に行った量販店の販売員の方から『頑張っても楽天市場での実質価格には届かない。かつ、値下げもポイント還元のみで現金値引きはできない』と言われた。
価格の順位を分かりやすく整理するとこのようなイメージです。
【値札価格(ポイント還元を含まない値札に記載されている価格)】
1位:価格ドットコム最安値価格 < 2位:昨日行った量販店 < 3位:楽天
【楽天ポイント還元込み実質価格】
1位:楽天 < 2位:価格ドットコム最安値価格 < 3位:昨日行った量販店
では、流れを紹介していきます。
このように、まずは前日にヒアリングしていた店舗価格の情報を元に事実を伝えました。
気を付けたポイントは次の点です。
- 今日買う意思がある(優良な見込み客ですよアピール)
- 具体的な数字を伝える(ちゃんと調べてますよアピール)
- 数字を伝える際、画像や写真などを見せ、事実だと認識してもらう(嘘ついてないですよアピール)
- まだ今日1店舗目だからこの場では決断しないという含み(他と比較しますアピール)
つぎに、個人的な希望を伝えました。
反応を見て、相談に乗ってくれそうな雰囲気を感じます。
こうして、楽天で購入した場合の詳細の条件を画像見せながらお伝えしました。
伝える上で気をつけたポイントは次の点です。
- ポイント還元での値引きは関心なく、難しければ楽天で買うという意思を伝える。
- 伝えた内容以上の条件であれば、ぜひ前向きに検討したいと、いう意思を見せる。
一言で言うと、『これ以上なら検討します』という明確な線引きをしたということです。
もし、条件をお伝えして『うちでは難しいです』と言われれば、このままもう1店舗に行き、良ければそちらの店舗で購入・難しければ楽天で購入というイメージでした。
もちろん、ほかに欲しい家電などがあればポイント還元も十分検討する余地ありです。
今回のタイミングでは我が家に必要なかったということです。
単純な値札価格は価格ドットコムが1番安いのですが、楽天カードで購入したときに付帯する楽天ポイント1%分を考慮すると最安となる価格を提示してくれました。
担当いただいた方の名刺をいただき、店舗Bに向かいました。
- きちんと担当いただいた方には感謝を伝える
- 名刺をきちんと受け取る(渡されなかったら、こちらから聞く)
- 冒頭に「他の店舗も行きます」と宣言しているため、堂々と次の店に行ける
担当いただいた方の名刺はきちんと受け取ったほうが良いでしょう。
そのお店に戻った際に、担当いただいた方がフロアにいない場合があります。その時に名刺があれば呼んできてくれますし、「また戻ってきて相談したい」という意思表示にもなりますね。
そして、歩いて店舗Bに向かいまいした。
結論言うと、店舗Bは店舗Aでの条件をお伝えしたところ『うちでは難しいです』と言われてしまいました。
その時点で店舗Aで決まりです。
厳密に言うと、色々な条件を加味した場合、若干楽天の方が価格的に有利でした。ただほんの数百円単位くらいの誤差だったので、頑張ってくれた販売員さんへの想いや、大手量販店ならではのその後のサポートも含め安心感を感じ店舗Aに決めました。
整理するとこのような状況です。
【値札価格(ポイント還元を含まない値札に記載されている価格)】
1位:価格ドットコム最安値価格 < 2位:店舗A価格 < 3位:楽天
【楽天ポイント還元込み実質価格】
1位:店舗A価格 < 2位:楽天 < 3位:価格ドットコム最安値価格
でも、ここで1つ心残りがあります。
楽天ポイントを加味しない値札価格では、
まだ価格ドットコムの最安のほうが安いよね?
ということです。その後、店舗Aに戻り担当いただいた販売員の方と再会です。
といった形で最終値下げのOKをもらい、最後の一押しが決まりました(笑)
ほんの数百円の価格交渉でしたが、そのおかげでこちらの図式の完成です。
【値札価格(ポイント還元を含まない値札に記載されている価格)】
1位:店舗A価格 < 2位:価格ドットコム最安値価格
結果ポイント還元を含まない値札価格でも、価格ドットコムの最安値より低い金額で購入できました。
完全勝利ですね!(笑) いや、販売員さんのおかげです。
『こちらで購入します!』という確約宣言をしたあとに、最後の一押しを行う。
これが、冒頭に説明した価格に至った経緯ですね。
ただ、加えてうれしいハプニングが1つありました。
なぜか、あれだけ値引きしたのにもかかわらず、最終的に8,000円のギフト券を付けてくれました。
さっきまでの、数百円単位の細かい値下げ交渉を吹き飛ばすインパクトです(笑)
規定なのかそれとも販売員さんの配慮なのか分かりません。
それでも、素直にうれしいですよね!
これで、どこよりも安い価格で大満足な購入を終えることができました。
【注意】家電量販店での値下げ交渉で、やってはいけない3つの行動
以上が、我が家が実践した家電量販店での値下げ交渉ポイントです。
つぎに、僕が考えるやってはいけない行動をまとめました。
- 販売員の方に対して横柄な態度をとらない
- 値下げ交渉の際、他店舗の価格など嘘をつかない
- 販売員の方の話をきちんと聞いてリアクションをとる
どれも当たり前のことですが、やはり重要です。
値下げ交渉といっても『人対人』のコミュニケーションです。基本的に販売員の方に「いいお客さんだな」と思ってもらえるように接することが大切ではないでしょうか。
実際のところ、販売員の方が内心どう思われているかは分かりません。
ただ「このお客さんのためなら少し頑張ってあげたいな」と思ってもらえるような態度は心掛けるべきです。
お詫びにギフト券のサービスをしてくれたのも「こういった関係性を築けたから」という理由が少なからずあるはずです。
①販売員の方に対して横柄な態度をとらない
「自分は客だ!安くしろ!値下げは当然でしょ?」
当然こんな態度で来られたら、誰でも嫌ですよね?
かといって、個人的にへりくだりすぎるのもどうかな?と考えます。
- 客はお店(販売員)にお金を払う代わりに、商品と自分の知らない付加価値の高い情報やサービスを提供してもらう
- お店(販売員)は商品と客の知らない付加価値の高い情報やサービスを提供する代わりに、お金をいただく
この立場が違うだけで、客と店員は平等です。どっちかが偉い、ということでなくあくまでフラットに接することが大切ですね。
②値下げ交渉の際、他店舗の価格など嘘をつかない
販売員の方は、他店の価格やネットの価格なども調べていることでしょう。
値下げしてもらう目的で、嘘の価格を言った場合ばれる可能性が高いとみるべきです。
また、知らなかったとしても相手もプロなので相場観から「嘘言ってるな?」というのもばれます。
ここも信頼関係が大切で、「この人は嘘つくお客さんなんだな」と思われればいいサービスをしようとは普通思いませんよね?
販売員の方と良好な関係を築きたいのなら、嘘はマイナスはあってもプラスにはならないのでやめましょう。
③販売員の方の話をきちんと聞いてリアクションをとる
人は話を聞いてもらうとうれしいものです。
皆さんも、プライベートでもそういう経験ありませんか?販売員の方も同じです。
きちんと説明してくださったり、対応してくれることに対してはきちんと反応を示しましょう。
相手が誠意を持ってしてくれていることに対しては、きちんと誠意をもって対応する。
コミュニケーションを行う上では大切な事です。
まとめ【値下げ体験談】家電量販店で安く買う!値段交渉のコツと方法
いかがでしたでしょうか。
僕の経験談をまとめたものになりますが、家電量販店を利用するにあたって、ぜひ役立ててもらえると嬉しいです。
最後に2つ大切なことをお伝えします。
家電購入後の勧誘には注意しよう
ちなみに、家電量販店で家電を購入すると抱き合わせでよく
- 『インターネットの乗り換えをして頂くとさらにお得になりますよ』
- 『無料サービスのご案内ですが、ウォーターサーバーがあります』
などといった勧誘があります。
これには注意しましょう。必要であればもちろん検討しても良いですが、きちんと調べないまま契約してしまうと損するケースもあります。
良く分からない場合、話を進めないようにした方が健全です。
大きな出費が出る際は、家計の見直しを行おう
大きな家電の買い替えや購入の際は、家計の見直しを行うことも大切です。
僕もそうですが、家電購入の際は『どれくらい電気代がかかるのだろう』と気になりがちです。
もちろん、選ぶ家電で電気代が上がる下がるはありますが、それよりも影響が大きいのが、そもそも電力会社を見直すことです。
2人世帯の我が家でも毎月500円~1,500円ほど下がりました。大きいですよね?
参考となる記事を紹介します。
また、見直すとどのように影響が出てくるのか見ていくには、中長期的なライフプランを立てるのも大切です。
自分で十分できるので、ぜひ次の記事を参考に一度やってみてください。
お金に対しての向き合い方が変わってくるはずです。
家電の購入は大きい買い物になりますので、きちんと計画的に進めていきましょう。
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