投資信託が初心者に向いている理由【おすすめ商品3選紹介!】

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投資信託って初心者でも大丈夫?
どういった投資信託を選べばいいのか分からない
具体的にどういった商品がおすすめなの?

このような疑問にFP歴10年の僕が解説します。

投資信託が初心者に向いている理由

初心者が投資を始める場合、投資信託から始めるのがおすすめです。

なぜなら次のような理由があるからです。

  1. プロが変わりに運用してくれる
  2. 少額・定額から始めることができる
  3. リスク分散(分散投資)が可能

一つずつ見てみましょう。

プロが変わりに運用してくれる

投資信託とは、投資家から資金を集めて投資のプロ(ファンドマネージャー)が運用して、その運用の成果を投資家に分配する方法です。

投資の経験が少ない人、これからの人にとって株や債券など何をどれだけ購入すればいいかということは、勉強していないと中々分からないですよね。

ただ、投資信託はあなたの代わりにプロの方が運用してくれるので自身での情報収集や勉強が楽になりますよね。

少額・低額で始めることができる

投資初心者は、投資は多額の資金を持っている人が行っているもの、というイメージを持っている方も多いのではないでしょうか。

しかし実際はそんなことありません。

投資信託は金融機関によっては、月々100円から始めることもできたりします!

また、今ではTポイントや楽天ポイント、LINEポイントなどのポイントを投資に充てることもできたりしますので、ローリスクで始めることも可能です。

ポイント投資についてはこちらの記事で詳細を解説しています。

失敗しても大丈夫!投資初心者は『ポイント投資』から始めよう
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僕は楽天カードを主に使っているので、毎月1,000ポイントくらい貯まります。

それも投資信託に回しています。

ポイント投資は投資に慣れる点でも導入編としておすすめです。

リスク分散(分散投資)が可能

投資には損失のリスクがあります。

しかし、自分の資産をいくつかの商品に分散させることで、そのリスクを軽減する効果があります。

「Don’t put all your eggs in one basket.」

日本語訳は「卵はひとつの籠(かご)にもるな」という意味で、資産運用の格言です。

要するに1つの銘柄に集中して投資してしまうと大きく儲かる可能性もありますが、リスクが大きすぎる、ということです。

そうではなくて、いろいろな資産に分散することで、リスクを軽減することができます。

とはいえ、いろいろな銘柄を購入すると、その分大きな費用が必要になってしまいます。

一方、投資信託は色々な資産を少しずつまとめて1つのファンドにしているので、「資産分散」をしていることとなります。つまり、投資信託そのものに分散投資と同じ効果が期待できます。

また、投資信託を毎月積立で購入することもできます。

こうすると、購入時期が「分散」され、時間の分散も分散投資の有効な方法のひとつです。一定額を毎月積立てる場合、基準価額が下がったときは多く、上がったときは少なく購入することになります。そうすることで、平均の購入単価を平準化することが可能です。これをドルコスト平均法と呼びます。

投資信託初心者が選ぶ際のポイント3つ!

では実際投資信託を選びましょう、といっても投資信託の商品は約6,000種類もあります。

そんな中で、実際何をどう選んだらいいか分からないですよね。

そこでポイントを3つにまとめました。

  1. 手数料(コスト)が低い商品を選ぼう
  2. まずはインデックスファンドから選んでみよう
  3. 基準価格と純資産総額をチェックする

初心者の方ですと、聞いたことない言葉もありますよね。

細かく見ていきましょう。

手数料(コスト)が低い商品を選ぼう

投資信託を選ぶときに大切なのが手数料です。

この手数料が高いと例え運用がうまくできたとしても、結果が大きく異なってしまいます。

特に投資の初心者はこの手数料を軽視しがちです。大きな要素なので、必ず確認しましょう。

手数料は次の2種類があります。

購入手数料

投資信託を購入するときに証券会社や銀行などの販売会社に対して支払う手数料

一般的には購入額のおおよそ1~3%程度

例)投資金額10万円、購入手数料が3%(税込3.3%)場合

手数料額:10万円×3.3%=3,300円

同じ商品でも販売会社によって手数料が違うケースもあります。

ちなみに、ノーロード商品(購入手数料が無料)の商品も最近多く出てきています。

こちらの商品はネット系の証券会社が中心に取り扱っています。

僕もノーロードの商品を毎月購入しています。

投資初心者は、まずはノーロードの商品から探していくのが、良いのではないでしょうか。

信託報酬

投資信託を持ち続けている間かかる手数料(運用管理費用ということもあります)

一般的にはおおよそ0.5~2%程度

例)投資金額が10万円、信託報酬が2%(税込2.2%)の場合

10万円×2.2%=2,200円

極端な話、運用結果がまったく変わらなかった場合、資産は2,200円手数料が引かれて目減りすることになります。

これも同じくやはり信託報酬が低いものから見ていくほうがいいでしょう。

まずはインデックスファンドから選んでみよう

投資信託には、『インデックスファンド』『アクティブファンド』というものがあります。

投資初心者の方には耳慣れないかと思いますが、とても大切な用語なので覚えておきましょう。

インデックスファンド

市場平均(ベンチマーク)と同じような動きをする運用を目指すファンドのことをいいます。

市場平均とは、株式であれば「日経平均株価」や「TOPIX」、米国では「S&P500」「NYダウ」などの株価指数のことを指します。

インデックスファンドは信託報酬が低いケースが多いです。

基準となるインデックスの指数(ベンチマークといいます)に連動すること目指して運用しています。そのため、個別に銘柄を選択するという労力がかからない分、運用コストが抑えられています。

例えば、日経平均のインデックスファンド、といえば日経平均の指数と連動する形になり、たとえ少額でも「日経平均株価の全225銘柄に分散投資をしている」のと類似した状況となります。

アクティブファンド

ファンドマネジャーが銘柄選定や運用を独自に行い、日経平均やS&P500などの指数(ベンチマーク)を上回る成果を目指す投資信託です。商品ごとに特製があり一概には言えませんが、うまくいけばベンチマーク以上の運用が期待できます。

一般的に信託報酬はインデックスファンドより高いことが多いです。

インデックスファンドがおすすめな理由

このように聞くと、プロが運用している『アクティブファンド』も良いような気がしてしまいます。

しかし、なぜインデックスファンドがおすすめなのでしょうか。

理由としては、

『市場を上回る運用を行うのはやはりプロでも投資は難しい』

ということです。

プロが運用するからといって高い運用成績が期待できるわけではないのです。

実際に、多くの場合『アクティブファンド』は『インデックスファンド』に勝てていない現実があります。

米国で研究したところ、なんと米国の代表的な株価指数であるS&P500指数に対し、アクティブファンドは大体8割ぐらいは負けているというデータが出ています。

原因の一つとしては、プロ(ファンドマネージャー)が銘柄の調査分析を行うためのコストが高くなることも挙げられています。

もちろん、優秀なアクティブファンドもありますが、膨大な商品の中から選び出すのは至難の業です。

市場の成長(成長する市場を選ぶことが大切ですが)に合わせて、低コストで分散投資ができる点などを踏まえても、インデックスファンドを選択するのが良いでしょう。

基準価格と純資産総額をチェックする

基準価格とは、投資信託の販売価格のことです。

株価と同じく、運用成績がよく上昇すると価格も上昇します。低い時に購入して上がったときに売却すると利益がでる、というのは株と同じです。

この基準価格は、1日に1回表示されます。

また、純資産総額とは、投資信託に組み入れらている株式や債券などの時価総額のことです。

純資産総額が大きいということは、それだけ多くの資金が集まっており、運用も安定しているということです。こちらは、一般的に30億円以上あるとよいとされています。

投資信託初心者が選ぶべきおすすめ商品3選

ここまでご覧いただいた方ですと、実際選び方は分かったけど結局何の商品が良いの?ってなってしまいますよね。

正直、良い商品というのは非常に難しいです。なぜなら、投資の世界に『絶対』ということはないですし、あくまで『自己責任』だからです。だからこそ、きちんと自分で勉強して、自分で納得した商品を選択するべきです。

ただ、とはいえ目安くらいは知りたい、という方もいるかもしれません。

なので、あくまで参考としてですが、個人的にこのあたりから調べてみては?という商品を3つまとめてみました。

eMAXIS Slim全世界株式

引用元:三菱UFJ国際投信 
https://emaxis.jp/mattoco/fund/253425.html

こちらは、三菱UFJ国際投信の『eMAXIS Slimシリーズ』の中の商品で全世界に投資できるものです。

実は『2019年の投信ブロガーが選ぶ!ファンドオブザイヤー1位』を獲得しています。

購入手数料がかからない『ノーロードタイプ』で、信託報酬は0.1144%と低水準で組み入れられている銘柄は約3,000銘柄という数になっています。

ちなみにこの『eMAXIS Slimシリーズ』は下のランキングを見ても多くランクインしています。とても人気な商品だということがわかりますね。

画像引用:投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2019 http://www.fundoftheyear.jp/2019/












「eMAXIS Slim 全世界株式」は、日本を含めた全世界の株式に投資する「MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス(配当込み、円換算ベース)」というファンドに連動しています。

全世界(オールカントリー)に投資をしていますが、実際下の画像を見てもらうと50%以上がアメリカが組み入れられています。GAFA(グーグル・アップル・フェイスブック・アマゾン)に代表されるようにやはりアメリカは経済大国ですね。

画像引用:eMAXIS Slim全世界株式の目論見書(2020年10月現在)









世界経済の成長力に期待し、分散投資するには非常に良い商品です。

ニッセイ日経225インデックスファンド

引用元:ニッセイアセットマネジメント
https://www.nam.co.jp/fundinfo/nn225/main.html

いきなり世界に投資するのはちょっと怖い、国内に投資をしたいという方にとってはおすすめです。

日経平均を構成する株価に連動するインデックスファンドなので、日本を代表する企業にまんべんなく投資することが可能です。信託報酬も0.275%と低水準ですし、日経平均に連動というと投資初心者の方でもなじみやすいのはないでしょうか。

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)

画像引用:三菱UFJ国際投信

こちらは、僕が積立投資を行っているファンドです。

理由は、先ほど同じeMAXIS Slimシリーズの全世界株式を紹介しましたが、全世界といっても半分以上はアメリカ株が占めているとお伝えしましたね。

過去の成長率からみて、個人的に今後もアメリカの経済の成長に期待しているから、という視点でこちらを選んでいます。

下の図は、アメリカ株(ダウ平均)と日本株(日経平均)の成長率の違いを現したグラフです。

ダウ平均とはS&P500と同様アメリカ株価を代表する指標で工業株30種の平均です。

S&P500とはそこまで大きな値動きの違いはありません。

引用元:マネックス証券
https://info.monex.co.jp/us-stock/reason/index.html

ご覧いただいていかがでしょうか。日経平均と比べてみて大きな違いがありますよね。

もちろん、どの時期を基準にするかでもこの表はだいぶ変わってきますので一概に言えませんが、一つ参考になると思います。このようなことを僕も勉強しながら『自己責任』でどこに投資しよう!と決めています。

ちなみに、奥さんがeMAXIS Slimシリーズの全世界株式に投資をしています。

要するに、家計の中でバランスをとっているのでアメリカ一転集中というわけでもないですよ。

まとめ

実際、ここまで見て投資信託を始めてみようと思いましたか?

始めるにあたっては、まず証券会社に証券口座を開く必要があります。

登録が面倒だ、と思われた方もいるかもしれませんが、実際登録自体は簡単にできます。

証券会社でまずは口座開設するのが良いと思います。

僕もそうでしたがやってみて慣れる!これが一番です。確かに口座を開くのは多少手間がかかるかもしれませんが、ここで投資を始めることで回りの人と資産形成に差がでてくるかもしれません。

少子高齢化、さらなる増税の可能性、社会保障も安泰とは言えないこの日本の経済の中で、貯金だけの資産形成では正直まったくお金が足りなくなるでしょう。

資産形成は早く始めるほど良いです。僕も30代ですが10年早く始めていれば!といつも後悔しています。

まずは、ポイント投資などから資産形成を始めてみるのが良いのではないでしょうか。

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