
- 投資で初心者が失敗するパターンってなに?
- 投資は何から始めればいい?
- 損するのが怖いけど大丈夫?
こんな疑問にFP歴10年の僕が答えていきたいと思います。
投資初心者が陥りやすい投資の失敗3選
投資初心者が陥りやすい失敗を3つまとめてみました。
金融機関や人の意見を信じすぎてしまう
資産運用を開始しようとしても投資初心者のあなたは具体的に何をすればよいのか分からないですよね?
そんな時頼りになるのが、金融機関のプロ!
思わず証券会社や銀行などに足を運んで相談してみたくなってしまいますよね。
ただ、これは危険信号です。
金融機関の方は、あくまで金融商品の販売手数料などで儲けています。
そのため、顧客の利益よりも手数料の高い商品優先して勧められるケースもあります。
その結果、運用の収益よりも手数料のほうが高く、資産が増えるどころかマイナスになってしまうこともあります。
『相談に乗ってもらっていたつもりが、気づいたら金融機関の言いなりに・・・』
こんなことにならないように注意が必要です。
また、最近はYOUTUBEやネットなどに情報が溢れています。
私もそうでしたが、最初は自分の信用した情報や人の意見を信じてみたくなるものです。
ただ、これも危険です。
なぜかというと、投資判断になんの根拠もないからです。
人から言われるままに「この銘柄は有名だから安心」、「信用している人の儲け話だから一口乗ってみよう」という曖昧な理由で大切な資金を投入してしまい、明確な自己判断ができていません。
こういうケースも注意です。
いきなり高額のお金を投入してしまう
投資を始めるからには『一攫千金を!』
こんな考えをもっているかたもいるかもしれません。
ただ、投資初心者はいきなり多額の資金をいれるべきではありません。
なぜなら、『損した時のメンタルダメージが大きい』からです。
まず、投資初心者は『資産が減る』とうことに慣れていません。投資は儲かることもありますが、同様に損することもあります。当たり前ですが、投資初心者はこの事実に向き合えないケースがあります。
実際、僕の奥さんは、最初1円でも資産が目減りした際は発狂していました(笑)
また、損してしまうと何とか取り返そうと、さらにお金を投入してしまい気づいたら生活に必要なお金にまで手を付けてしまう・・・
なんてことになり兼ねません。
こういったことにならないように、まずは『少額で始める』ことが大切です。
リスクの高いものに集中投資をしてしまう
この投資は儲かりそうだから、予算全額一点張り!
こんなことをやってしまう方も多いです。
もちろん、その投資が儲かれば多く資金を投入しているほうが見返りも多くなります。
ただ、やはりリスクが大きいです。もしその投資が失敗したら投資資金が一気になくなってしまうことも考えられます。
投資の経験豊富な人でさえ、損するリスクはあるのです。
ましてや、投資初心者ならそのリスクがより高いのは当然です。
投資初心者はまずリスク分散を心掛けるべきです。
投資初心者向け!おすすめは『積立投資』
それでは、投資初心者はまず何から始めるべきでしょうか?
それはずばり『積立投資』です!
積立投資とは?
積立投資とは、その名の通り、投資信託やETF(上場投資信託)を定期的(毎月や四半期ごとに)に
一定額ずつ買い足していく方法です。
主なメリットは次の3つです。
- 投資のリスク軽減ができる
- 複利の効果が見込める
- 少額から始めることができる
投資のリスク軽減ができる
積立投資は、時間分散効果によって「買える量が変わる」ことがポイントです。
購入するタイミングを分散して、一定金額ずつ購入することで『価格が高い時は少なく』『価格が安い時は多く買う』ことができます。
この方法を『ドルコスト平均法』といいます
ちなみに、ドルと名前がついてますがアメリカの外貨は関係ありません(笑)
定期的に一定額購入し続ける方法のことを『ドルコスト平均法』といいます。

この方法のメリットは、投資商品の値下がりがデメリットとなりづらいということです。
つまり、値下がりした時は『いっぱい買える=量を増やせる』ということです。
また、淡々と毎月定額を投資していくのは感情を排除することができます。
感情とは、投資対象の値動きに対して起こるものです。『損したくない』や『もっと儲けたい』といった感情に左右されずコツコツと購入を続けていくことが可能です。
特に投資初心者は感情に左右されず、淡々と資金を積み立てていくことが、資産形成においてとても有効な方法だといえます。
複利の効果が見込める
複利とは、利息の計算方法のひとつで、一定期間ごとに利息を元本に組み入れ、 その元本に対して利息が計算される方法です。
当初100万円のお金を5%の利回りで運用した場合の単利と複利の違いを見てみましょう。計算上、税金は考慮していません。
単利の場合は、元本100万円に対してもらえる利息は1年後5万円です。次の年も元本は100万円なので、利息は変わらず5万円です。その翌年以降も金利に変化がなければずっと利息は5万円のままです。
一方、複利の場合、1年後は単利と同じくもらえる利息は5万円です。しかし、2年目は元本の100万円と利息の5万円の105万円が元本になります。105万円で得られる利子は10万2,500円です。ここから少しずつ違いが出てきます。次の年は、110万2,500円を5%で運用することになります。
そこで、30年間運用した場合はこのようになります。

その差なんと、1,821,942円です!
特に後半に向けて差が広がっているのがわかりますね。
少額から始めることができる
『投資にはおカネがたくさん必要』、『少額では投資はしづらい』などと考える方も多いかと思いますが、積立投資の場合、場合によっては月100円という少額からスタートできるため、投資を始めやすいのがメリットとなります。
つまり、投資をしたいが、まとまった資金はないという方には、おすすめの投資手法と言えます。
このように、積立投資は初めて投資を始める方にとってメリットが多いです。
一方で、短期投資に比べて『すぐに利益が得られない』『コストが多くかかる』などといったデメリットもあります。
ただ、それ以上に投資初心者にとってはメリットのほうが大きいと思います。
まず積立投資から始めて、慣れていくことが大切かと思います。
失敗しても大丈夫!投資初心者は『ポイント投資』から始めよう
そうはいっても、やっぱり投資って怖いな、損したらどうしよう、なんて思ってしまいますよね。
僕も一番最初は同じ気持ちでした。
やっぱりお金が減る、というのは投資経験がない人から見ると未知の領域です(笑)
でも、そんなあなたも安心してください。
実は、リスクなしで投資を始める方法もあります。
それはずばり『ポイント投資』です!
詳細はこちらの記事で解説しているので、ぜひ参照ください。

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